というわけで、さっそく生徒の答案と成績をチェックした。
夏期講習は基礎的なことしかやらなかったため、実戦形式の模試でどこまで結果が出るか少々不安があったのだけど、順調に成績がアップしているようで何よりである。
とはいえ、まだまだこれから。現状の成績なんて気休め程度に考えておくのが良いだろう。
それにしても、塾生の成績を見てみると
と思ったのだが、よくよく考えると夏期講習はこの2科目を中心にやったのだった。
おいおい、しっかりしてくれよ俺。
まあ理科は全体平均も高めだし、生徒に聞いたら簡単な問題が多かったようである。
一方で数学の方はあいかわらず全体平均50点という低さ。
問題数も多いし、1問1問ヘビーな問題が盛りだくさんだから仕方ないっちゃ仕方ないけども。
とはいえ、塾生の平均は65点くらいであるから、やっぱり全体的に数学は低いように感じる。
うちの塾の場合、中3から入塾する生徒が多いので入塾当初は計算すら怪しい感じの生徒が多い(困るけど)。
学校の定期テストで平均にすら届かない生徒もいたりするのである(大いに困るけど)。
んなもんだから、基礎から徹底的にやり直すことになる。当然、授業だけでは足りないから自習時間などを利用して個別にやるべきことを指示する。まあ、大抵の場合は「教科書レベルからやり直そっか〜」となるのだけど、肝心の教科書がポンコツだったりするので、プリントをせっせと作って渡している。
(おかげさまでTeXの能力がどんどん上がっている)
プリントには難しい問題はほとんどないし、あれこれと手を動かしながら「こういうことね」という実感を得られるように工夫しているつもりだ。単に解法パターンを並べ立てて
というようなことはほとんどやらない。それでも、ちゃんと成績は伸びてるんだよなあ。
大事なことは、1つの問題を大事にすることじゃないだろうか。
そして、その問題から何を学ぶかってことじゃないかなあと俺は思うのである。