2023年度石川県公立高校入試の結果

あっという間に4月も終わりにさしかかり、ゴールデンウィークが目の前に迫ってきました。先日、2023年度石川県公立高校入試の結果についての発表がありましたので、今日はその記事です。
教育委員会発表の資料
石川県教育委員会の会議において、2023年度の公立高校入試の結果についての発表がありました。
以下のサイトから閲覧できます。
PDFファイルへのリンクは以下になります。
令和5年度石川県立金沢錦丘中学校及び石川県公立高等学校 における入学者選抜結果について
合格者の得点状況
今年度の合格者の得点状況と過去の得点状況を掲載しておきます。
| 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5科目 | |
| 2023年度 | 59.3 | 41.9 | 44.4 | 50.8 | 50.2 | 247 |
| 2022年度 | 54.7 | 39.9 | 47.2 | 53.5 | 39.9 | 235 |
| 2021年度 | 60.1 | 48.0 | 48.6 | 51.2 | 46.1 | 254 |
| 2020年度 | 50.5 | 43.9 | 40.0 | 48.1 | 45.3 | 228 |
| 2019年度 | 54.5 | 57.9 | 49.6 | 55.6 | 48.7 | 266 |
| 2018年度 | 52.9 | 50.6 | 51.7 | 56.2 | 52.0 | 263 |
塾長の私見
昨年度は、5科目の合格者平均点が235点とかなり低調な点数でしたが、今年は247点となり少し回復しました。
昨年に比べて英語がかなり易しくなったため、その分全体も底上げされた感じです。社会も若干易しくなったようですが、点数は相変わらず厳しいですね。
5科目総合の得点分布を見ると、今年は昨年に比べて上位層が多くなっています。400〜449の層が3.2%となり、昨年の1.0%からかなり増えています。また、350〜399の層も9.6%から13.2に増加しています。
なお、数学の平均点は漸減しているのですが(2020年度はイレギュラーですね)、今年も残念ながら少し下がりました。
問題の難易度的には昨年度の問題と同程度だったと思うのですが、最近の中学生の数学力の低下を考えて「やや難」としましたが、その通りの結果となっています。
このあたりの内容については、当サイトでも再三指摘していますが、入試問題の傾向として「問題をたくさんやって解き方を覚える」という一昔前の学習方法では対応できない問題が増えています(それでも大学入試に比べるとヌルいですが)。また、全国的にも公立高校入試は難化してきており、より深く基礎を理解する力が求められています。
これは数学に限った話ではなく、その他の教科全般に言えることですね。とくに、社会を暗記科目として軽く見ている人が多いように思います。それが得点の低さにも表れていますね。
数学は、一時期に比べると安定した出題になってきていると思います。極端に難しい問題はありませんが、理解が浅い人には難しく感じる問題が多く出題されています。だからといって特別な対策をする必要なく、数学の勉強を当たり前にやっていればきちんと得点できる問題です。
でも、この「数学の勉強」が上手くできていない中学生が大半なんです。ほとんどの人は問題集をやることが数学の勉強になってしまっています。これでは、なかなか数学力はつかないでしょう。
全体の構成を見ると50分で完答するのはかなり厳しいです。そのため、解くスピードを追い求めてテクニックに走る人が出てきますが、そういう勉強は逆効果です。どちらかと言えば、考えることで無駄を省くということが必要になると思います。
昨年の記事でも指摘しましたが、どの科目も
- 基礎的なことを正しく理解しているかどうか
- 基礎的な内容を正しく応用できるかどうか
という2点が重視されるようになってきています。
高校入試でも大学入試でもそうなのですが、難しい問題が多いからといって、難しい問題をたくさん練習しなければならないということではありません。
「試験対策」しかやってこなかった人にはなかなか理解されないのですが、難しい問題を構成する基礎的な内容についてしつこいくらい確認をすることの方がはるかに大切です。
今年、泉丘に合格していった塾生たちは、おそらく他の受験生に比べると半分くらいの問題量しかやっていないのではないかと思います。しかし、1つ1つの問題をじっくり考え基本的なことに立ち返って考えるということを徹底してやってもらった結果、400点以上の得点(数学も80点以上)で合格していきました。
実際そんなもんなんです。長時間勉強すること、何度も繰り返しやること、そういった分かりやすい形の努力以外にも目を向ける必要があるのではないかと思うのです。受験を感動ドラマに仕立てたい指導者も多いようですが、個人的には淡々と乗り切って欲しいなあと思います。














