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2025年度第7回石川県総合模試の結果を見ながら

2025年度第7回石川県総合模試の結果を見ながら
塾長

先日、第7回石川県総合模試の結果が返ってまいりました!

年明け早々、私立直前期という緊張感の中で行われた今回のテストですが、結果はどうだったのでしょうか。

受験者数は4,051人と、石川県内の中3生の多くが参加する、まさに「本番の前哨戦」といえる規模でした。

今回の結果をデータを紐解いていくと、単なる点数の上下だけではない、非常に興味深い、ある意味では「シビアな現実」が見えてきます。

一言で表現するならば、「理数科目における、静かなる二極化」です。社会や英語で起こっていた現象が数学にも見られるようになってきました。

得点以外の数字を冷静に見つめることが、残り時間を有効に使うための第一歩です。

今回の結果を分析し、今後の指針をお伝えします。

平均点と標準偏差:数字が語る「実力差」

まずは、今回の全体結果をご覧ください。

教科平均点標準偏差
国語49.714.40
理科57.321.58
英語48.815.89
社会55.918.74
数学51.920.52
5科計263.481.09

※標準偏差とは、得点のばらつきを示す数値です。この数値が大きいほど、受験生間の学力差が大きいことを意味します。

理科・数学に見る「20の壁」

今回の特筆すべき点は、やはり「標準偏差」です。

通常、標準偏差は15〜18程度に収まることが多いのですが、今回は理科(21.58)と数学(20.52)において、20を超える高い数値が出ています。

平均点自体は、理科57.3点、数学51.9点と決して低くはありません。

しかし、その内実は「高得点層」と「平均を大きく下回る層」に分かれているということです。

「なんとなく解けた」生徒と、「理屈を理解して解いた」生徒、この両者の間に大きな差ができつつある

それが、この数字が示すメッセージです。

【数学】難問に惑わされず、足元を固める

数学の詳細データを見てみましょう。ここからは、合格に必要な「状況判断力」についてお話しします。

盤石にしたい「基礎ゾーン」

  • 大問1(1) 計算問題:正答率90%前後
  • 大問3 関数のグラフ:正答率70%前後
  • 大問7(1) 空間図形(ねじれの位置): 正答率93%

このあたりは、多くの受験生が得点できている箇所です。

もしここでミスがあった場合は、「ケアレスミス」という言葉で片付けず、計算手順や見直しのプロセスを丁寧に点検することをお勧めします。

合否を分ける「分岐点」

  • 大問1(2):正答率51%
  • 大問2(1):正答率51%
  • 大問1(4):正答率66%

大問1の平方数と自然数、二次方程式といった問題で正答率が割れています。

特に難しい問題というわけではありませんが、単に手順をなぞるだけでは失敗する問題でした。とくに二次方程式は解の公式に引っ張られてしまった人が多かったのではないかと思います。上位校を目指すのであれば、ここは確実に拾っておきたいところです。

冷静な判断が求められる「難所」

  • 大問6(3) 平面図形の面積:平均0.9点
  • 大問7(2)(3) 空間図形:平均0.5点〜0.7点

大問7の後半などは、正答率が極めて低い結果となりました。作問者が用意した、受験生の思考力を問う非常に高度な問題です。

ここでは「解ける問題を確実に解く」という姿勢を貫くことです。

難問に時間を費やしすぎて、前半の計算問題を見直す時間がなくなることこそ、最も避けるべき事態です。

まずは自分の実力で確実に得点できる問題を完遂し、残った時間で難問に挑む

そうした「冷静な時間配分」もまた、試験で高得点を取るための戦略と言えるでしょう。

入試本番へ向けた、大人の学習戦略

模試の結果に一喜一憂するのは、そろそろ終わりにしましょう。

ここからは、データをもとに論理的に勉強を進めていく必要があります。

理科・社会は「復習」をこまめに

理科の標準偏差の大きさは、知識の定着度の差を物語っています。

「覚えたつもり」の知識は、緊張感のある本番では役に立たないことがあります。教科書や使い慣れた問題集に戻り、用語の定義や実験の手順を、こまめに復習していきましょう。直前期の伸びしろは、ここにあります。

また、覚え方にもいろいろと工夫を取り入れてみましょう。

数学は「時間配分」を考える

難問を解く力も大切ですが、それ以上に「50分間で自分の持てる力を最大限に発揮する」練習が必要です。

時間配分、解く順番、見直しのタイミング。

過去問の演習などを通じて、自分なりの「入試本番の作戦」を確立してください。

新しいものには手を出さない

不安になると、つい新しい参考書や問題集に手が伸びそうになりますが、ちょっと考えましょう。

今まで使い込んできたテキスト、何度も解いた問題が「これだけやったんだ」という自信につながるケースもあります。また、そこにはこれまで頑張ってきた自分の「軌跡」が詰まっています。

とある
生徒

ああ、夏明けはこんなこともできなかったのか・・・

そんな風に自分の成長を実感することもあるかもしれません。そして、まだまだ潰しきれていないことも残っているはずです。まずは、それらを優先的にやっていきましょう。

静かなる闘志を燃やして

データはあくまで、1月時点での「現在地」を示したものに過ぎません。

ゴールまでのルートは、これからの歩み方次第でいかようにも修正できます。

「どこでつまずいたのか」

「それは知識不足か、あるいは戦略ミスか」

自分の答案と冷静に向き合い、一つひとつ課題を解決していきましょう。

塾長

まだまだ伸ばせるところはたくさん残っているはずですよ!

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