お休みをいただいていた間に大きなニュースが飛び込んできました。
英語の民間試験の実施延期が決まりました。大臣のメッセージは以下です。
個人的には延期ではなく「中止」で良いと思っていますが、このまま決行されるよりはずいぶんとマシです。
制度的な不備は以前から指摘されていましたが、今後そういったことがきちんと解消されていくのかは気にしておきたいところです。
また、制度の不備以前に入試改革全体に曖昧な部分がたくさん残っています。これについては、以下の記事で簡潔に指摘されています。
依然として残っている曖昧な部分についても、今後議論が深まっていくといいなあと思います。
私は、入試改革そのものについては反対ではありませんが、「感情論」や「何となくそんな感じがする!」程度の浅はかな議論からまともな検証もないまま進んでいる感じには断固反対です。
「グローバル化しているから英語で話せないとダメ」という乱暴な理論に対しては、正直「アホかな!?」としか思わないのですが、こういう主張に対して「そうだ!英語が大事だ!」と短絡的に考えてしまう人があまりにも多いように思います。
個人的には、それこそが「教育の失敗」ではないかと思います。
以下の記事を書くような「残念な人」も少なからずいるわけです。よくもまあこんな恥ずかしい記事を書けたものだと思ってしまいますが、これは本気で書いているんでしょうか?
大学入試の英語民間試験が延期になった。天下の愚策だ。 なぜ延期してはダメなのか。ここからは先週の英語コンプレックスの続き…
とりあえず、英語の民間試験の導入については延期となりましたが、記述問題の採点についてもまだまだ具体的な実施方法が見えてこない状況です。
こうした不透明な状況は、これから受験をすることになる学生の皆さんにとっては大きな不安かもしれません。
ただ、個人的な思いとしては、そうした「テストの対策」で思い悩むのではなく、純粋に数学なり英語なりを勉強して欲しいなあと思うわけです。