2023年度第2回金沢市統一テストの結果を見ながら

2023年度第2回金沢市統一テストの結果が出たようです。第1回とあわせて、どのような結果になったのか簡単に見ておきたいと思います。今回は数学の話のみになります。
第2回の統一テストも第1回に引き続き易しめの問題が多かったため、100点の人もかなりいたようです。
当塾の生徒も100点を取ってきました。やったね!
得点分布がかなり特殊なグラフ形状となっていて、40点〜100点の間がほぼ平らになるという分布になっていました。
こうなると、上位層は実際の学力がどのくらいなのかを判定するのが難しくなってきます。今回、点数が取れていたからと言って安心はできませんね。
と、細かい話は後回しにして、まずは各科目と全体の平均点を見ておきましょう。上段が第1回、下段が第2回となります。
| 国語 | 理科 | 英語 | 社会 | 数学 | d | |
| 第1回 | 45 | 47 | 46 | 50 | 52 | 239 |
| 第2回 | 54 | 52 | 46 | 48 | 56 | 256 |
数学の平均点は予想通り高めの56点でした。第1回と同様に5科目の中ではもっとも高くなりました。ただし問題レベル的にはもう少し高くても良かったように思います。個人的には平均点60点いくかな?くらいの感覚でした。
前回の考察でも指摘したように、中学生の数学力の低下がどんどん進行してきているように思います。塾で指導をしていても、基礎的な学力が全く身についていないという生徒さんが増えてきています。
受験対策として中3から塾に通います、といった感じでは受験までに間に合わないというケースが増えています。また、それを無理やり間に合わせたところで高校数学で詰んでしまうといったことも増えていきそうです。
今回のテストで思ったような点数が取れなかった人は、普段の勉強が「ただのテストの対策」になっている可能性が高いでしょう。やっている割には全然学力がついていないという状態です。
とくに学校のワークや市販の問題集などをとにかく繰り返しやって「解き方を覚える」という勉強になっている人は、早急に勉強内容について見直してください。
解法暗記タイプをはじく傾向は、近年の高校入試や大学入試の問題に色濃く出ています。パターンを暗記して解くという表面的な学習では対応できない問題が増えています。そもそも、そういう勉強では数学の力(数学に限った話ではありませんが)は全く伸びません。そうしたテストの点数を取るためだけの勉強方法は、過去のものとなったということを知ってください。
今回のような簡単なテストだと、パターンの暗記でもそれなりに対応できてしまうので厄介なのです。実際、点数だけでは見えない部分に問題を抱えている人も多いため、自分がどの程度理解できているかは常に意識しなければなりません。とくに、今回8割以上得点できた人ほど結果オーライにならないように気をつけてほしいです。
「理解」には段階があることを知ってください。そして、理解の段階を確認しつつ、今の自分に必要な学習をやっていかなければ効果は得られません。本当に正しく理解できているか、その点を常に意識して問題に取り組むことが大切です。
こういう難しい部分は、ちゃんと数学を理解している指導者に助言を求めるのがいちばん良いでしょう。「問題集を $n$ 周しましょう!」などというアドバイスは誰でもできますが、それが自分自身に見合ったアドバイスなのかどうかはよく考えないと危険です。
いちど染み付いたおかしな癖は、後々それを取り除くのに大変な苦労を要します。受験生のみなさんには「テストの対策」ではなく、ちゃんとした数学の勉強をして欲しいなと強く思います。
残された時間もだんだん少なくなってきましたが、まだまだやれることはたくさんあります。
1つ1つ課題を明確にしながら、実力を伸ばしていきましょう!
頑張ろう、受験生!













