2024年度石川県公立高校入試が終了しました。今年度はずっと簡単な問題が続いていましたが、入試もレベルダウンした感じが否めませんでした。このままズルズルと数学力の低下が続いていきそうで心配です。
今年度最後の「解いてみた」になります。昨年度は一般的な難易度の問題が多かったのですが、今年はどうだったのでしょうか。
概観
問題数はとくに変わりはなく、大問7・小問22の構成でした。各大問の内容は以下のようになります。
大問1 | 小問集合 |
大問2 | 統計 |
大問3 | 関数(1次関数) |
大問4 | 方程式 |
大問5 | 作図 |
大問6 | 平面図形 |
大問7 | 空間図形 |
今年は、また大問6と大問7の順序が入れ替わりましたが、基本的な構成は昨年同様です。
石川県の数学に関しては3〜4年前までは難しい問題(でも良問です)が多い構成でしたが、一昨年あたりから易しい問題が増えました。今年度もその流れのままで、以前に比べると難易度がかなり抑えられています。とは言っても、試験時間内に解く分量としては少し多いと思うので、受験生は実際の難易度以上に難しく感じるのではないかと思います。計算力(計算をいかにしないで解くか)が大事になってくるので、日頃から工夫しながら計算する練習をしておきたいですね。また、図形が得意な人は差をつけやすいというのも特徴の1つです。
とくにここ2、3年は空間図形の問題が見掛け倒しなものばかりなので、空間は後回しなんてやっているとごっそり点を落とすことになりかねません。適当なこと言ってる人が多いので注意してくださいね!
難易度については、本当ならば「やや易」としたいところですが、今年度の中学生の数学の成績推移を見て「標準」としておこうと思います。
全体的な難易度 標準
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解答例
解答例が北國新聞デジタルに掲載されています。
解説
解説動画は以下になります。
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