国公立前期試験と高校入試のあれこれ

塾長
昨日は石川県公立高校入試の倍率の記事をアップしたのですが、アクセス数が跳ね上がりまして・・・。また、入試に関する質問のメッセージも多数いただきました。出来る限り丁寧に返信しておりますが、時間がかかっております。明日までには皆様に返信できるかと思いますので、今しばらくお待ちください。

昨日の記事では発表された倍率をほぼ載せただけで、とくに倍率についての言及はしませんでした。昨年度比では全体的に倍率が低くなっていましたが、これについては受験者数の減少と私立高校への進学者が増えたからではないかと思います。私立高校進学者の増加の原因はよく分かりませんが、大学入試に対する不安というのも1つの要因ではないかと思います。とくに私大入試についての考え方は公立高校と私立高校でかなりの差があります。そのあたりのことももしかすると原因になっているのかもしれません。まあ、これは個人的な推測に過ぎないので聞き流してください(笑)

さて、その倍率については昨日の記事に載せました。

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上の記事でも述べましたが、倍率というのは入試の難易度を決める上での一つの要素にしかすぎません。また、入試の平均点や偏差値といったものも1つの目安でしかなく、そういった1つ1つの要因を総合的に判断していくことが重要です。

とくに模試やテストの偏差値にとてもこだわっている人を見かけます。まあ、偏差値と平均点くらいしかデータがないというのが大きな原因だとは思うんですが。だいたいの場合「偏差値が○○だったのですが△△高校でも大丈夫でしょうか」といった感じのことを聞かれます。残念ながら、どれだけデータを集めても大丈夫かどうかは分かりません。完璧なデータというものはないですし、データ通りに物事が進むこともあり得ません。偏差値に関しては、母集団のレベルが変わったり、受験者が変わったりしまうとあまり意味を持たなくなるという側面もあります。もちろん、ある程度の指標にはなるので「目安」として用いるのはいいと思いますが、それを絶対視するのは非常に危険です。

毎年、この時期になるとヒステリックにデータを連発して受験生や保護者の不安を煽っている人もいます(仮にデータを活用するとしても直前期ではほとんど意味はないです)。いまやるべきことは、最後まで諦めずに自分の実力を少しでも上げていくことと、万全の体調で臨めるように無理をしないことではないでしょうか? とくに受験生本人よりも保護者の方が情報に振り回されて過度に不安になっているケースが最近は多いように思います。倍率や偏差値あるいは得点といったデータを活用することについては否定しませんが、必要以上に神格化してデータに振り回されてしまっては本末転倒ではないかと思います。

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