高校1年生や中学1年生は、新しい環境にはそろそろ慣れたでしょうか?
毎年、なんとなくペースが掴めてきたかなというタイミングで連休を迎えてしまうため、せっかく掴みかけたものが狂ってしまうという人がたくさん出てくるのもこの時期です。
そのままズルズルとペースが乱れてしまわないように、1日のスケジュールをしっかりと守って行動したいところです。
そして、絶対に忘れて欲しくないのがコレです。
部活動が本格的に始まったり授業のペースが上がったりして、なかなか予定通りにいかないこともあるでしょう。
そんなとき、無理をして睡眠時間を削ってしまう人がいます。
そのまま無理なスケジュールを続けて、慢性的な睡眠不足に陥っている中高生が少なくありません。
そのような状態で授業に臨んだり課題に取り組んだりしても、十分な効果は得られないでしょう。
勉強に限らず何事においても、ベストなパフォーマンスを発揮するためには十分な休養が不可欠です。
「そんなこと言ったって課題が多過ぎて終わらないんだよ〜」という人もいるかもしれません。
実際、進学校の学生の多くが課題漬けの状態になっていることも確かです。
これは今に始まった話ではなく、私の時代からずっと続く悪しき伝統のようなものでしょう。
正直なところ、百害あって一利なしの代表のようなものだと思っていますが、こうした慣習はなくならないですね。
もともと能力の高い学生であれば難なくこなしてしまう場合も多いのですが、あまり器用でないタイプの生徒はこうした課題漬けで潰されてしまうケースがよく見られます。
また、知らず知らずのうちに課題をこなすことが勉強の中心となり悪循環に陥ってしまう学生がかなりの割合でいます。
まず、課題が多すぎる場合は、面談などの際に先生にきちんと伝えるべきです。
指導者は、効果的な課題を厳選するということも役目の1つだと思います。
そして、ちゃんとした指導者であればそうした相談には快く乗ってくれるはずです。
また、部活動に取り組んでいる人は、より厳しいスケジュールの管理が必要となります。
文武両道と言いながら、実態は「二兎を追う者は一兎をも得ず」になっている人がたくさんいます。
これも結局はキャパシティオーバーで、すべてのパフォーマンスが落ちてしまっているケースの代表です。
皆が皆、何でもこなせるスーパーマンなわけがありません。
自分の能力をよく考えて、冷静に判断することも必要となります。
新しい環境でやる気に満ち溢れるのはいいのですが、何となく気持ちも大きくなって「何でもやれる!」という勘違いをしないようにしましょう。
とにかく休息を取るということを軽く考えないようにしてください。
また、日々の生活の中には「無駄な時間」も必要です。
何でもかんでも削ってしまって無理なスケジュールを組み、結局低調なパフォーマンスになるのであれば意味がありません。
いきなり上手くはできないかもしれませんが、少しずつ自分のペースを掴めるように、きちんと考えるようにしましょう。
他の人がやっているから自分も・・・なんていうことはやめましょうね!