今年は、何だか慌ただしく9月が過ぎていったように思います。まあ、例によってプリント作りに熱中していたせいなんですけどね!
中学生も高校生も、教科書が変わったのでいろいろと作り直しています。しっくりこない解説なども大幅に差し替えています。
また、これまでの授業を反省して問題レベルや問題数の微調整も同時にやっています。
なかなか終わりが見えない作業なので、心がすぐに折れます笑
そして教室では、夏休みが終わり入試本番に向けて少しずつ変化が見られるようになってきました。
自習室を利用する生徒が増え、それに伴って質問を持ってくる生徒も増えました。
さらに質問の中身も1学期とは大きく変わってきたように思います。
こういう目に見える変化はとても嬉しいですね。
一方で、演習の進め方であったり家庭での学習状況であったり、私が目で見て確認するのが難しいものもあります。
そういうことに関しては、常に「具体的に言えるようにすること」と伝えています。
例えば、数学の方程式が苦手で克服したいときに、「方程式のところを頑張ります!」なんていうフンワリした状態では、あまり効果的な学習はできません。
もう少し具体的に「テキストの○番〜○番のところを1日2問ずつやる」くらいには言えるようにして欲しいところです。
また、勉強時間についても「今までより+1時間頑張る!」みたいな考え方も微妙です。
大事なことはその+1時間で何をするのかをきちんと考えることです。
勉強時間を増やしたものの、ただ薄くなっただけでやってる内容はほとんど変わっていないなんてことはざらです。
せっかく+1時間という具体的なものを設定したなら、その中身まできちんと考えて欲しいですね。
というわけで、2学期から頑張るぞ!と考えてやってきた人は、その中身はかなり怪しいので一回チェックしてみましょう。
以前と何がどう変わったのか具体的に言えるでしょうか?
もし言えない場合は、ほとんど変わっていないという可能性が高いです。それこそ「頑張っているつもり」という状態かもしれません。
もう一度具体的な目標なり行動なりを設定してみることから始めましょう。
まだまだ入試までは時間があります。焦らず弛まず怠らず、変化を楽しんでいきましょう!