切り捨てられるかもしれないという自覚

塾長
昨日、緊急事態宣言が全国に拡大されました。そして、感染者が急増していた石川県は「特定警戒都道府県」に指定されてしまいました。さすがに「自分は大丈夫だろう」なんて考えている人はもういないと思いたいですが、実際のところはどうなんでしょう・・・。そして、こういう状況になってもまだ授業をやっているなんて塾はないと思いますが、授業がなくなったらなくなったで大変ですし、難しい判断をしなければなりません。当塾も当面の間対面授業は休止することになりました。

というわけで、ニュースの記事はこちらです。

NHKニュース

【NHK】新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について、政府は16日夜に開いた対策本部で、東京など…

緊急事態宣言といっても法的な拘束力があるものではないため、あくまでも「要請」「自粛」ということになります。しかし、営業を自粛したところで何かしらの補償があるわけではないため、営業を続けなければならないというところもたくさんあるでしょう。営業したらしたで「この大変な時期に何を考えているのか」と言われてしまうかもしれません。そうした難しい状況がいろいろなところで起こっていることは想像に難くありません。それでも、多くの人が何とか当座を凌ぐ方法を模索してることでしょう。

金沢市内でも、多くの店舗が臨時休業となっています。駅前はフォーラスも百番街も閉館しているので、本当にひっそりとしています。

塾長
こういう暗い話題ばかりで本当に息が詰まりそうです。こんなときだからこそ、冗談のひとつでもぶっ放して、生徒と「アホやなあ」なんて笑い合いたいわけですが、授業が休止になってしまったのでなかなかそれもできません(オンラインでそれをやると、すごく微妙な感じなんですよね・・・)。

 

一方で、生徒たちの学力面の不安も大きくなってきています。不安というよりも「格差」と言った方が適切かもしれません。

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昨日の記事にも書きましたが、もともと自分をコントロールできるような生徒は、この機会を好機と捉えて自分のやりたい勉強をガンガン進めているのです。教科書以外の勉強も含めて、です。彼らは、オンラインでの授業や自習室の利用にも素早く対応しており、質問もどんどん投げてくれます。オンライン上では1対1で対応するため個別の指導が受けられるというメリットを上手に活用していますね。また、勉強の進度についても制限があるわけではないので、自分で進められるところはどんどん進めています。このようにして、おそらく平常時よりも密度の高い勉強をやっているのです。

ところが、「状況が改善されるまで待っていよう」といった受け身の考え方でいる生徒は「何となく課題をやっておこうかな」程度の勉強しかできず、上記のような生徒からどんどん引き離されていっているわけです(ちなみに勉強なんかやらずに遊んでるという人は論外です)。オンラインでの授業や自習室も「なんか面倒だな」くらいにしか考えず、そこで誰がどんな風にそれらを活用しているかを知ることもなく時間が過ぎていきます。

問題は、こうした差をどうやって埋めるのかということです。学校が再開された場合に、大きく開いてしまった学力の差を誰がどういう風にしてケアしていくのか。休校期間が長引けば長引くほどその差は大きくなりますし、どのタイミングで埋め合わせをするのかも分かりません。結局、「自己責任」ということで切り捨てられてしまう可能性もあるのです。「そんなことはない」と思う人もいるかもしれませんが、この国はそういうことをしてきた過去があります(氷河期世代)。

「誰かが何とかしてくれるだろう」「なんか言われたことやっとけばとりあえず大丈夫だろう」と考えるのはとても楽です。しかし、そうした考え方が後で自分の首を締めることになるかもしれないという危機感は持っておきたいところです。

いずれにしても、変化を嫌ってばかりいては先へ進めません。何もしないで失敗するよりかは、何か動いてみようという積極性を持って欲しいなあと思います。

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