塾長
気がつけば7月が目の前に迫っています。つまり、2020年も半分が終わってしまったということです・・・。本当に時間が経つのはあっという間です。今年は新型コロナの影響で引きこもっていたせいか、尚更そう感じます。んでもって、7月は問い合わせが増える時期です。ありがたいことに、連日、夏期講習や入塾のお問い合わせをいただいております。これまで10年間、一度も広告を出したことがないのですが(笑)、毎年、こうやって続けられているのも皆様のおかげです。今日は感謝の気持ちを込めて、タイピングしています(違う)。すでに数学が怪しい感じになっている中学生や高校生のみなさん、お待ちしておりますよ〜!

今年は新型コロナの影響で、夏休みやその前後のスケジュールが学校や地域でバラバラになっています。例年であれば、だいたい6月終わりから定期テスト期間に突入します。この定期テスト前後の期間は、入塾の問い合わせや学習相談のメールをいただく機会が増えるのですが、今日はその辺りのことをちょっとだけ掘り下げてみようかな〜と思います。

試験対策=勉強になっている人の特徴

塾で指導していると、定期テストや各種試験のための対策をすることが勉強だと考えている人が思った以上に多いなあと実感します。

そういう人に共通する特徴をざっと思い返してみると、だいたい以下のような感じになります。

  • 試験の時期が近づかないと勉強しない
  • 試験後の復習はほとんどゼロ
  • 問題集などがなければ何をしていいか分からない
  • 点数が取れる科目ばかり勉強する・点数が取れない科目は苦手科目だと思い込む

当然のことですが、試験対策を勉強だと思っている人は、試験がなければ勉強をすることはほぼありません。

勉強のスタイルは、試験の直前期にテストに出る部分を中心に詰め込む感じで、試験が終われば大半のことは忘れてしまうという人がほとんどです。

また「テストに出る・出ない」ということに関しては非常に敏感で「これってテストに出ますか?」というのが常套句になっている人もいます。そして、テストに出ない内容はほぼやりません。

こういうスタイルの人にとって、勉強の成果は点数合否といったもので測られることが多く、成果が出ないと「嫌だな」とか「面白くないな」とか「面倒だな」というネガティヴな感情を持ってしまう人がほとんどです。

ここまでを読んで

あれ?これって自分のことかも・・・

と思った人は多いと思います。そのくらい「試験対策=勉強」というスタイルになっている人が多いのです。ただし、このことは「試験で点数を取る」というごく狭い範囲に限っていえば正しい方法かもしれません。しかし、それが「勉強のすべて」であるかのように思い込んでしまうのは非常に危険ではないかと私は思います。

定期テストの対策の罠

定期テストは基本的に学校で配布されるワーク・問題集などからほぼ同じ問題が出題されます。程度の差はあれ、中学校でも高校でもだいたいそうです。

塾長
高校の場合はとくに分かりやすくて、テストの版面とフォントを見たらああ数研のアレで作ったんだな〜ってすぐに分かります。「先生が頑張って問題を考えた!」という嘘は私にはバレます(笑)

なので、それらの問題集を繰り返しやって解き方を覚えてしまえば高得点を取ることが可能です。「問題集○周」という話が出てくるのもこのあたりからだと思います。

塾長
よくあるシバキ系の塾では、問題集を何度も繰り返すことで解き方を頭に叩き込むような指導がなされています。「演習重視」とか「アウトプット重視」という言葉が前面に出ている塾はそういう塾だと考えていいでしょう。この手の指導の危険性にてついては、また別の機会にお話ししたいと思います。

塾もいろいろで、中には学校ごとの定期テストの過去問をストックしているような塾もあるようです。そして、それらを先生が分析し、対策問題などを作って試験直前期に対策講座のようなものをやる塾もあります。そうやって、下駄を履かせる指導を行なっているわけです。

いわゆる

理解していなくても点数が取れる

という、歪んだ状況です。人によっては点数が取れるのだから素晴らしいサービスだと思う人もいるでしょう。しかし、個人的には「間違った情熱だなあ」と思います。

このような指導の中では、基本的に生徒のやることが「与えれた問題を解くという作業」に特化されていきます。ザックリとした言い方にすれば「受け身」の姿勢を作ってしまうということです。「これさえやっておけば点数が取れる」というものを与えられ続けると、「自分は何をすべきか」という思考ができなくなっていきます。「どうしたらいいですか?」とか「何をやったらいいですか?」なんていうことを聞かれる機会が増えてきているのも、こういう指導の影響かもしれません。

いずれにしても、試験対策ばかりをやってきた生徒には

  • 分からないものに対する理解したいという欲求
  • 分からないものに対して自分の手や頭をフルに使って格闘しながら時間をかけて理解する

という勉強の大事な部分がごっそりと失われているような気がします。それが生徒本人が望んでそうなっているのであれば構いませんが、知らないうちにそういう方向へ導かれているとしたら、それは大きな問題ではないかと思うのです。

点数よりも大事にしてほしいこと

数学が得意な生徒を見ていると、ほとんどの生徒はテストの成績をあまり気にしていません。もちろん、点数が取れているということもあるかもしれませんが、そんなことよりも、テストが終わった後でできなかった問題をあれこれと時間をかけて考えている生徒が多いような気がします。「どこがわかっていないか」だとか「曖昧な部分はどこか」とか「勘違いしていないか」など、とにかく頭の中がクリアになるまで、とことん考え込む生徒が多いです。そして試験がない期間であっても、同じようにあれこれと考えています。

そのエネルギーの根源は何なんだろうね、という話をしてみると

考えるのが面白いから

という答えが返ってきます。やっぱり、勉強の根っこにあるのはそういうことだと思います。

面白いから勉強する・好きだから勉強する

それがいちばん大切なことです。もっといろいろ知りたいなあという素朴な欲求を大事にしてもらいたいと思います。

テストの点数が悪いからというだけで、その科目を嫌いになったりするのはもったいないです。点数が悪かろうが、時間がかかろうが、そんなことは関係のないことです。数学はテストで点数が取れる人たちだけのものではありません。点数のことばかりではなく、もっともっと大切なことに目を向けて欲しいなあと思います。

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