というわけで、先日、第6回石川県総合模試の結果が返ってきました。
数学はどんなものかな〜?と若干の期待をしながら確認をしてみましたが、予想通りの残念な結果となりました。
下の表は今回の平均点となります。カッコ内は標準偏差です。(表はスクロールします。)
国語 | 理科 | 英語 | 社会 | 数学 | 5科目 |
47.2(14.40) | 51.1(18.35) | 56.1(19.93) | 52.1(17.31) | 49.6(17.54) | 255.8(77.09) |
前回と同様に今回の数学は、石川県総合模試としては比較的易しい問題だったのですが、平均点は50点に届きませんでした。
得点分布を見ても、70点以上の層が非常に薄く、平均点の前後にかなり人数が分布する形となっています。
これは石川県総合模試に限らず、近年の金沢市統一テストや石川県公立高校入試でも同じような傾向にあります。
そんなわけで、近年の入試における数学については以下のことが言えます。
実際、入試の数学においては大問1の小問集合をきちんと解いて、各大問の前半部分をいくつかやるだけで平均点を超えます。
上位校の合格者であっても、数学の点数はそこまで高くなく、場合によっては50〜60点台でも合格している例があります。
正直な話、数学は後回しにして他の科目をやる方が全体的な成績は伸びやすいわけです。
「どうしても○○高校に合格したい」というのであれば、いっそ数学は捨ててしまって、英語や理科・社会などの高得点が期待できる科目に集中する方が、合格という結果は得られやすいと思います。
あるいは、難しい問題が多い図形分野や規則性の問題は捨てて、易しい問題が多い方程式などに全振りするという方法もあるでしょう。
ただし、こうした方法は合格点を取るためだけの話であって、その先の学習については何も保証されません。
また、多くの受験生が数学の勉強に結構な時間を割いていると思うのですが、
ということも気になるところです。
これについては、当ブログでもしばしば指摘していることなのですが、数学に対する間違った取り組みの影響だと言えます。
なので、予想通りの結果ではあるわけです。
ちなみに、国語の結果についても同じような感じです。乱暴な言い方かもしれませんが、勉強というものが何かを覚えるだけの低レベルなものになってしまっているということではないかと思います。
これから、入試本番までの期間で何をしなくてはいけないか、進学後の勉強のために何を準備しておかないといけないか、その辺りのことをもう一度よく考えて取り組んでいくべきではないかと思います。