やっても伸びない?

もう、12月もすぐそこまで迫ってきた。

受験生にとっては、1日1日が非常に早く感じられるだろう。

そして、それとともに増すのが不安と焦り。

うちの生徒たちも、少なからずそういう面があるだろう。

「勉強している割には、思ったほど成績が伸びない」

これは、去年の受験生たちにも当てはまっていたな。

しかし、最後の模試ではほぼ全員が合格ラインを超えた。

それは、きちんとした勉強を継続した結果である。

とくに、全体像を把握する必要のある主要3科目ほど、成績は伸びにくい。

では、力がついていないのか、というと必ずしもそういうわけではない。

伸び悩み、なんて言ったりもするけど、力は蓄積されているのだ。

数学の場合で言えば、一つ一つの知識というのはブロックのようなものである。

定理や公式をある程度覚えたところで、得点には全くつながらない。

数学の問題はそのブロックがいくつも積み重なって、ある全体像を作っていると思ってくれたらいい。

ブロックが1~2割程度積み重なっている場合と、4~5割積み重なっている場合では、そこに使われているブロックの数はかなり違う。

しかし、どちらの場合も全体像は見えてこない。

7~8割が完成して、ようやく全体像が見えてくるようになるのだ。

そうなると、ある瞬間に「数学が分かる」あるいは「見える」ようになってくる。

いきなり得点が20点くらいアップしたりすることもある。

そうなると、いろいろな問題が解けるようになってくる。

大切なのは、そういう瞬間が訪れることを信じて努力を続けることだ。

「なんだ、そういうことか」

というのは、数学を真面目に勉強した人なら、誰もが感じる瞬間なのである。

それを乗り越えたら解くのが楽しくなってくるはずだ。

今は苦しくても、きちんと継続してほしい。

せっかく4~5割積み上げたものを無駄にしないように。

ただし、いつも言っているように、意味も分からず適当な操作をしたり、やり方だけを覚えるような意味のない勉強ではブロックは積み重ねることはできない。

普段の勉強は、テストとは違うのだから、しっかりと立ち止まって頭を使う事。

分からなければ、質問をしてきちんと解決すること。

最も怖いのは、分かってないのに解ける、という現象なのだ。

というわけで、入試まであと100日。

100日しかないと思うか、100日もあると思うか。

努力の差は、そういう感じ方にもあらわれるぞ!!

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