観察眼

今日も、肌寒い一日だった。

風邪をひいてしまった生徒もいるようだ。

季節の変わり目は、体調を崩しやすいから気を付けよう。

さて、今日も数学の話。

今日は、中2数学が「証明」の範囲であった。

これまで頭の中で考えていたことを、しっかりと順序立てて文字に表すという作業が必要になる。

数学に限らず、国語でも英語でもそうなのだが、頭の中で、きちんと整理して考えるためには、「ことば」が非常に大切であるのだ。

普段は、意識することはないだろうが、常に我々は頭の中でも言語を用いて考えている。

もちろん、同時にイメージとか映像も用いているわけだが。

とにかく、そういった「ことば」をしっかりと身につけていれば、証明なんてどうってことはない。

これまで頭の中でやっていたことをそのまま文字にしてゆけばよい。

しかし、一方で証明を苦手とする生徒もたくさんいるわけだ。

そういう生徒に共通する要素は、ノートを見るとすぐに分かってしまう。

考えた痕跡が残っていない、ということである。

数学では、思考過程を残す便利なものとして、途中式なんかがある。

こういう途中式を面倒だ、などと言ってすっとばしてきた人は、痛い目にあう。

いや、既に成績面で痛い目にあっているはずだ(笑)

結局、数学の場合は「思考過程」をいかに学ぶかが大切であって、計算の結果とか、答えには大して意味はない。

計算を間違っていたら「計算ミス」という一言で片づける人も要注意だ。

計算ミスにも、指数計算の約束を覚えてない、文字式の扱いを覚えていない、という様々な要因があるのである。

答えに至るまでの過程のどこを間違えているか、これが大切である。

証明問題は、そういう部分を見るのになかなか適した問題である。

あとは、問題へのアプローチの方法とか。

図形にからめて、今日は数式を観察すると、すぐにアプローチの分かる問題もやった。

数学というのは、「緻密さ」と「大胆さ」が必要である。

とくに、最近の生徒には「緻密さ」という部分を強調して教えないといけない。

ぼーっとしていると、ただの苦痛のような科目になる数学も、じっくり観察すると、そこには色々と素晴らしいものが隠されている。

そういう「観察眼」をぜひとも養ってほしいものだ。

最近、何だか真面目なことばかり書いていて肩がこるなぁ・・・。

そろそろ面白ネタもアップしないとな。

最近、身の回りで起きる面白ネタは、ここに書けないことばかりだが・・・

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