気が付けば9月の半ば。受験勉強もこの秋は重要な期間となる。
俺もヒートアップする時期だ。そのせいか残暑も厳しい。
冬が苦手なため温暖化に一役買っている。
この時期、よく話をしているのは受験に関する情報のあれこれ。
まあ、いろんなところでいろんな人が好き勝手に言いよる（笑）
俺が現役だった頃とは情報量が雲泥の差なのである。
（なんせ、携帯もインターネットもなかった時代だ）
情報がゼロというのも考え物だが、過多になってもマズい。
一応俺も仕事だから、受験情報や試験関係などの情報チェックする。
大半はどうでもいい情報ばかりである。明らかな嘘もある。
特殊な事象を、あたかも一般の出来事のように見せかけたものもある。
比較対象も挙げずにいちばんとか最高とか書いてあったりする。
突っ込みどころ満載やんけ！
でも、そういう不確かな情報に踊らされている人も多い。
「この問題集だけで合格できる」とか
「学校の授業だけでなんとかなる」とか
「朝型が脳には最適」とか
「就職に有利」とか
「このツボを買ったら幸福が訪れますよ」とか
「霊柩車を見たら親指を隠せ」とか。
最後の方、なんか適当になってるけど（笑）
とくに、受験生が弱いのが「～だけ」とかいう限定句。
最近は「東大生」っていうのも流行りだな（笑）
自己分析ができていないと、何から手を付けたらいいか分からない。
とりあえず、やってみるけど点数が上がらない。
このテキストはダメだ。ほかに点数が上がるのがあるはず！
という感じで調べたら、ビンゴな情報が得られる。
「これだけでどこそこに受かりました」みたいなやつ。
で、それを買って、やってみる。
あとは堂々巡り（笑）
この話をすると、いつもダイエット関係の話を思い出す（笑）
バナナだけで痩せるとか、トマトだけで痩せるとか。
本屋でその手のコーナーに行くと、タイトル見て抱腹絶倒である。
（暇つぶしにはもってこいである）
そもそも、自分に何が欠けているのか。
何を身に付けるべきなのか。
それが分かってなかったら、何をやってもムダだよ。
逆に、そこが分かっていれば、目的に適ったものを選択できる。
情報を正しく扱うには、まず自分のことを知らないとダメ。
じゃないと、気付いたら家に不思議なツボが置かれることになるだろう。