浪人生の増加傾向

今年度の入試に関する情報がいろいろと出てきている。

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2018年度は以前にも増して私立大学の入試が厳しいものとなった。志願者数は増えているのに、合格者数は絞られるというダブル…

私大入試は例年以上に厳しかった印象を受けた。

入学定員の厳格化については分かっていたことだが、塾生も受験することの多い関西圏の私大は、かなり厳しかったのが数字に現れている。

2016年からの合格者の変化を見てみるとよく分かる。

立命館大、関西大、関西学院大の3校は合格者数をかなり絞っている。

とりあえず受けておこうという感じでは合格は難しいと言わざるを得ない。

 

石川県の場合は国公立信仰が根強いので、とりあえずは国公立を目指して勉強しようみたいな雰囲気がある。目指せ東大京大という一昔前の雰囲気がまだまだ残っている。

しかし、現実としてセンター試験後に国公立は難しいとなって、私大に志望変更する人もかなり多い。

国公立が難しい(センター7割いかないレベル)という人が、そこからの短期間の対策でMARCHや関関同立レベルの大学に合格するのは相当難しいということである。

こうした現実をよく理解していない保護者の方も多く、入試直前になって親子間で揉めるご家庭も多いようだ。

国公立入試では、現状ではセンター試験の5科目受験が必須である。一方で、私大入試では1科目〜3科目の受験が多い。

仮に私大志望に切り替えるのであれば、もっと早い段階でないと難しい。

とくに有名私大が多い地域では、高校入学時から私大狙いで科目を絞って勉強している人もいる。

そういう層に、地方のなんとなく受験する人たちが勝てるかどうかは冷静に考えれば分かるもの。

逆に、国公立を狙うのであれば5科目をしっかりやる必要があるので、高3になってから塾に行こうでは間に合わないケースが多い。

うちの塾生でも、途中入塾の生徒はやはり厳しい結果になる人が多い。

浪人してもOKというのであれば問題ないが、浪人はダメ、国公立のみ、という方針であるならば、成績をしっかりと確認して早い段階で塾に通うという選択肢を持ってもらいたいと思っている。

途中入塾生たちが口をそろえて言うのは「もっと早くきておけばよかった」なのである。

塾なんかいらないという学校もあるが、その学校で果たしてどれだけの生徒が志望校を下げずに第1志望に合格できているのだろうか。センター後に「ここはどう?」と2ランク以上も下の合格できそうな大学をすすめられる段階になって気付いても遅いのである。

個人的には、志望校に対してはこだわってもらいたいし、浪人という選択肢もアリだと思っている。

ただ、それ以前の問題として、高校生こそ塾に通うべきであると思っている。

高校の勉強というのは、自分で勉強できるような簡単な内容ではないということは、ちゃんとやっていれば分かるはずである。

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