公立高校の入試に向けて

塾長
昨日は塾生にも受験者が多い星稜高校の合格発表でした。とりあえず塾生は全員合格だったので、あとは公立高校入試に向けて頑張るのみ。で、例によってあれこれといろいろな情報がネット上でも垂れ流されてます。いつも言っていますが、デマに近い話もあるのであまり鵜呑みにしないように。受験生のみなさんは、いまやるべきことに集中しましょう。

公立高校の出願をどうするか

星稜高校の場合、入試の成績によってランク分けがなされています。単なる合否ではなく判定が出ます。公立上位校を受験する生徒は星稜高校を受験する人が多いので、この判定を見て公立高校の出願を決めるという人もいるようです。また、学校の面談などでも判断材料として使われます。統一テストなども判断材料になりますが、結局のところ見ているのは「点数」でしかないということは意識しておきたいところです。

そして、私立高校入試が終わると「○ランクだから公立高校はホゲホゲ高校のライン・・・」みたいな話が出てくるわけですが、公立高校の入試問題とは難易度や形式が違うため、目安程度にしかなりません。それは石川県総合模試であっても同じです。合格可能性◯%という判定が出ますが、これも気休めのようなものです。模試の合格可能性が80%を超えていたのに不合格だったという生徒もいれば、50%でチャレンジしてみたら合格したという生徒もいます。

結局のところ、本番はまったくの別物であるというのがこれまで多くの受験生を見てきて思うことです。プレッシャーのかかる状況に置かれたときに、どのように対処できるかは点数だけで測れるものではありません。そのあたりも、準備として考えておきたい部分です。

さて、公立高校の出願はどうしたらいいかということですが、個人的には「生徒本人が行きたいと思う高校を受験すればいい」というのが私の本音です。

  • 私立高校を受験して合格している
  • 公立高校が不合格だった場合は私立高校で構わない

ということであれば、志望校は貫いたほうがいいと思っています。

挑戦した結果ダメだったというのは納得がいくものですが、機会を逃すというのは後々に引きずる可能性も高いので。

ただし、無謀な挑戦は意味がないことも付け加えておきます。合格ラインに100点以上も差があるような状況で出願するのは、さすがに無謀です。

逆に「とくに行きたい高校はない」という人であれば、合格ラインや高校進学後のことを考慮して、いまの自分に見合った高校を受験するということでもいいと思います。

こういう風に書くと「テキトーな奴やなあ」なんて思われるかもしれませんが、そこまで高校入試(とくに高校名)に執着する理由がないというのが大きいかもしれません。せっかく第1志望の上位校へ進学してもそれで満足してダメになる生徒はいますし、第1志望が不合格になっても高校で花開いて大学入試で逆転する生徒もいます。また、名前や進学実績だけを見て志望校を決めたものの、校風に馴染めずにやめてしまう生徒もいます。また、ホゲホゲ高校に進学できたからムハムハ大学あたりは狙えるとか、ゲレゲレ高校になってしまったからホレホレ大学は難しいとか、そういった皮算用をしてもその通りになるとは限りません。高校進学後にどのような進路を考えているか、それに対して自分はどのようにやっていくのか、そうした方針と受験する高校の方針がどのくらいマッチしているか、高校名よりもむしろそのあたりのことを考えて判断すべきではないかなと思います。

いずれにしても、受験する本人がいちばん納得する形で入試を迎えてほしいですね。

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