というわけで、本格的に受験シーズン到来という感じになってきました。
ブログを書く暇もあまりない感じになってきましたね!(軽く言い訳)
とまあ、そんな慌ただしい日々を送っていますが、気づいたら金沢市統一テストの平均点が発表されていました。
国語 | 理科 | 英語 | 社会 | 数学 | 合計 |
42 | 52 | 58 | 54 | 49 | 254 |
数学に関しては分析記事でも書いたように、問題の難易度的に昨年より少し下がるだろうなとは思っていました。
しかし、
と塾長的には思うわけです。感覚的にはだいたい平均が55点あたりだろうなあと思っていたので、この結果には少なからぬ驚きを受けました。
ここ数年、日々の数学の指導の中で中高生の数学力の低下を強く感じていましたが、想像以上に落ち込んでいるようです。
もちろん、今年度に限って言えば、緊急事態宣言による休校措置の影響もあるでしょうから「数学力が低い」と一概に決めつけることはできませんが、問題のレベルに対して点数が低すぎるように思います。
今回の統一の問題は、変にひねったところもなく、きちんと理解できていれば高得点も取りやすい問題でした。
一般の模試などになると、いわゆる入試テクニック(分かっていなくても答えが出る裏技)のようなものを叩き込まれた人が有利になる問題が含まれていたりして、必ずしも数学力と得点が比例しない部分があるのですが、統一テストの問題ではそのような裏技で差がつくような部分がなく、純粋に中学生の理解度が反映されるような問題が多かったと思います。
それゆえに、今回の平均点の低さはちょっと「問題あり」なのではないかと思っているのです。
数学に関するトンデモない勉強方法やマズい指導については、このブログでもいろいろと取り上げているのですが、まだまだ根強く残っているのを実感します。
こういうときに、まだまだ量が足りないから問題集を5周くらいしないとダメだ!などと考えるのは危険です。
問題集を5周する時間を、もっと別のことに使う方が有効だと思います。
まずは、教科書内容の見直しが先決です。本当に教科書内容(教科書レベル)を正しく理解できているかどうか、疑ってみると良いでしょう。案外「分かったつもり」になっていることが多いものです。