さて、ゴールデンウィークが終わって日常が戻ってきたわけであるが、俺の頭や心や体は「まだゴールデンウィークで御座います」と頑なに日常の復帰を拒否しているようである。
そんな感じでなかなか連休前の感覚が戻らないため、授業中のギャグのキレもイマイチである。
いや、イマイチどころかイマハチくらいである・・・
「そのレベルはお前さんの日常では・・・」なんていう声が聞こえてくるが幻聴であろう。ああ、やっぱ疲れてるな〜うんうん。
ま、キレ云々の話は置いておくとして、困るのは体がついてこないことである。
もう、「よっこいしょ!」という掛け声では足らないので、「どわっしょいやっさ〜っりゃ!」みたいな謎の掛け声を発して立ち上がらないといけない。
ホワイトボードの上の方に字を書きたいのに、腕が上がらないため、下の方の3分の1くらいの部分に板書している(嘘)
こりゃ歳のせいだろうな〜なんて思っていたのだけど、案外そうでもなさそうだ。
なんせ生徒たちも結構しんどそうな感じなのである。
これが「五月病」というやつか・・・若者からこれほどまでに生命力を奪いとるとは、げに恐ろしや!
とかアホなことを思ってみたが、よくよく考えると生徒の日常って、朝早くから起きて活動してるのである。
6時くらいに起床するっていう生徒が多いようだし(おいおい、そんな早起きするなんて老人か!)。
俺のように明け方に寝て昼前に起きるようなサイクルで生きている人間からしてみらたら、日常でも休日でも基本的なリズムはあまり変わらないため反動は少ない。
でも、中学生や高校生がしばらくゆっくりと朝起きていたところから、いきなり6時起きとかに戻すのはなかなかのストレスだと思う。
「休日も6時に起きますよ」なんていう奇特な中高生は少ないだろうし。
そもそも学校の始まる時間が早過ぎなんではないか? 10時くらいから始業にすれば、通勤通学ラッシュも分散できるだろうに・・・
ああ、いかん話が逸れてきた!
いずれにしても、リズムを元に戻すのは簡単そうで案外大変だったりする。
急にやろうったって無理な話なんだし、徐々に慣らしていくしかない。
何事もそうだけど、いきなり変えるためには強いパワーが必要となる。
パワーがあるときはいいけど、弱ってたりするときは、そんなことを望んでも上手くいかない。経験者は語るのだ(笑)
ま、だから、ゆる〜っと元に戻していくことが大切である。
もちろん、こういう経験を積んでいけば「ああ、こりゃ後で戻すの大変になるから自制しよう」となるわけだが、「いや、今回はいけそうな気がする(根拠ないけど)」みたいな悪魔の囁きにすぐ負けてしまうのが人間というもの。
そんなわけで、悪魔の囁きにすぐに乗っかってしまう俺はしばらく本調子には戻れないのである。
ああ、いつものようにもっとキレのあるギャグが言えれば笑いも取れるのに・・・(いつもとは?)