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2025年度第8回石川県総合模試の結果を見ながら

2025年度第8回石川県総合模試の結果を見ながら
塾長

今年度最後となる第8回石川県総合模試の結果が返却されました。いよいよラストスパート、最後までやり抜きましょう!

7月の第1回からスタートしたこの模試も、これで全8回がすべて終了です。継続して受験してきた皆さんは、これまでの成績推移の資料を見ながら、自分の頑張りをぜひ思い出してください。

さて、石川県公立高校入試の出願も近づき、いよいよ本番が目の前に迫ってきました。最終回の結果は「本番の前哨戦」として非常にシビアな数字が出ています。一言で言えば、「二極化の進行」といったところでしょうか。

数学の解説記事も参考にしてください。

それでは、第8回のデータを見ていきましょう。

全体の分析

まずは、今回の全体結果をご覧ください。

教科平均点標準偏差
国語53.115.16
理科60.119.42
英語53.419.95
社会55.420.09
数学51.419.92
5科計273.584.24

今回の5科計平均は273.5点 。昨年度の最終回(273.3点)に比べると同程度で、例年通りの難易度といえます。

注目すべきは「標準偏差」の大きさです。特に理科(19.42)、英語(19.95)、社会(20.09)、数学(19.92)と、主要科目の多くで20前後の高い数値が出ています。

これは、平均点付近に人が集まっているのではなく、「高得点層」と「基礎で苦戦している層」が完全に分かれていることを意味します。「なんとなく解けている」人と「理屈で解いている」人の差が、この直前期に最も大きく開いた形です。

数学の分析:合否を分ける正答率40%ライン

数学の平均点は51.4点でした 。上位校を狙う人は70点を一つの目安にしたいところですが、今回のデータからは非常に気になる傾向が見て取れます。

盤石にしたい「小問・基礎」問題

  • 大問1(3) 変化の割合:正答率32%
  • 大問2(2) xとyの関係を表す式:正答率40%

大問1の小問集合や各大問の基本問題で、正答率が40%以下に落ち込む問題が出ています。

これらは決して難問ではありません。しかし、単に公式をなぞるだけの「定型的な解き方」に終始していると、少し表現を変えられるだけで手が止まってしまいます。こうした「基本問題」での失点は、本番では致命傷になりかねません。

壊滅的な得点状況となった「後半の難所」

  • 大問5(2) 相似の証明:平均2.1点
  • 大問3(3) 追いついた地点:平均2.1点
  • 大問8(2) 回転体の体積:平均0.7点
  • 大問8(3) 線分の長さ:平均0.1点

図形や関数の応用問題については、もはや「壊滅的」と言えるほど平均点が低迷しています。特に空間図形の最後(0.1点)などは、正解できたのは県内でもごく僅かの生徒のみです。

■ 数学:要注意問題リスト

「合否を分ける分岐点」となる問題と、本番では後回しにして良い問題を整理しました。

  • 大問1(3) 変化の割合
    • 小問集合でこの正答率は、公式の丸暗記に頼りすぎている証拠です。変化の割合が「$x$が1増加するときの$y$の増加量」であるという本質を理解していれば、少し捻られても対応できるはずです。
  • 大問2(2) xとyの関係を表す式
    • 文章から状況を読み取り、数式に表す力が不足しています。関数の基礎中の基礎ですから、ここで躓いているようでは上位校の合格は遠のきます。
  • 大問3(3) 追いついた地点
    • 関数の利用は石川県公立入試の定番です。グラフの交点を求めるという方針が立てられたか。上位校を目指すなら、ここは確実に得点源にしたい「分岐点」です。
  • 大問5(2) 三角形の相似の証明
    • 記述の途中で思考が止まっている人が多そうです。相似条件を導くための根拠を一つずつ積み上げ「何を言えばいいか」を再度徹底して復習しましょう。
  • 大問6 作図
    • 配点に対して平均点が低いです。与えられた条件を整理し、「どの図形的な性質を使うべきか」をその場で判断する力を養っておく必要があります。
  • 大問7(3) 線分の長さの比
    • 図形への苦手意識が露骨に出ています。相似比や面積比を巧みに使い分ける訓練をしておいたいです。ただし、深入りして時間を浪費するのは禁物です。
  • 大問8(2) 回転体の体積
    • 計算量が多く、立体のイメージ力も要求されます。このレベルを完答できるのはトップオブトップのみでしょう。本番では後回しにして、他の見直しに時間を使うのも一つの戦略です。
  • 大問8(3) 線分の長さ(空間図形)
    • 今回の模試で最も正答率が低そうな問題です。解けなかったことを悔やむ必要はありません。この問題を「見送る判断」ができたかどうかが重要です。

その他科目の分析

他の教科も、特定の領域で正答率がガクンと落ちる現象が見られます。

  • 理科(平均60.1点):平均は高いですが、「星座と季節」「銀河系」といった地学分野で正答率が低くなっています。本番までにきちんと理解を深めておきましょう。
  • 社会(平均55.4点):歴史や政治の記述問題で苦戦が目立ちます。用語を暗記するだけでなく、その仕組みや背景まで理解できているかをチェックしておきましょう。
  • 英語(平均53.4点):長文読解の内容一致で大きく差がついています。長文は対策が難しいかもしれませんが、1つ1つの文を正確に素早く読むことが要求されます。まずは、読めない文を潰すことが大切です。

残り期間をどう過ごすか

模試の結果や判定を気にするのも、今日で終わりです。これ以上、結果は変わりません。ここからは、データをもとに論理的に追い込みをかける時期です。

早急な復習を要するもの

まずは、返却された結果表を元に、「取るべき問題なのにできなかった問題」を優先的に潰していきましょう。正答率が高いのに取れていない問題をリストアップし、1つ1つ潰してください。上位校を狙う人は正答率30〜40%の問題も取れていないとダメです。

時間配分の再考

時間があれば解けていた問題、時間が足りなくて後回しにした問題については、時間配分を見直し、時間をかけて解くべきかどうかを再度シミュレーションしてみましょう。また、まだまだ時間が節約できそうな部分がないかも見直しておくべきです。

用語の再確認を

直接得点に結びつくわけではありませんが、理科や社会では教科書に戻り、用語の意味や実験の手順などを丁寧に復習しましょう。標準偏差が大きいということは、まだまだみなさんの知識の定着にムラがあるということです。

メンタルと体調のケアを

インフルエンザB型が流行しています。最高の状態で本番を迎えるために、睡眠と食事を大切にしてください。無闇に出歩かないこと、不安があるときはすぐに休むことも大切です。

そして、本番の出来を最も左右するのがメンタルです。誰しも不安や焦りを感じる時期です。そして、そうしたみなさんの不安を煽るような情報が出回るのもこの時期です。まずは、落ち着いて集中できるような環境を整えましょう。スマホが気になるなら思いきって封印してしまいましょう。

最後に

今年度の数学の成績をずっと追いかけてきましたが、5〜6年前から続く「数学力の低下」には拍車がかかっていると感じざるを得ません。だからこそ、早いうちに悪い勉強習慣とはサヨナラをしておきましょう。

というわけで、高校生になったら至誠塾で一緒に数学を学びませんか?(宣伝かい!)

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最後まで、諦めずにやれることをやって本番を迎えましょう!

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