高校数学のチェックテストをやると血圧が上がる。
採点しながら赤ペンが折れる。手が震える。
夕日に向かって全力ダッシュしたくなる。
浜辺をさまよって、昔のことを忍びたくなる。
そして「イワンのバカ~」と北の方を向いて叫びたくなる。
砂に書いた名前を消したくなる。
イワン村タメゾウ。
おっと、意識を取り戻したぜ。
県内の某上位校でそこそこの成績を取っている人でも、お寒い答案。
数学がイマイチ君な人に共通するのは
知識が圧倒的に不正確であるということ。
解法暗記中心で論理が著しく欠落していること。
答案に超常現象が起きていること。
という3大特徴がある。
あ、無理やり3大にしたけど、3つ目は2つ目の派生だね。
知識の不正確さは「分かったつもり」からくる。
これって読む力が相当欠落しているから、多分国語の成績も悪いだろう。
例えば、ベクトルをベクトルで割っていたりする。
えーと、ベクトルって何でした?
中間値の定理と平均値の定理の区別がついていない人もいる。
教科書をきちんと読んで欲しい。ルール違反は0点。
解法重視の人も多い。右向け右だな。
数学における暗記を否定はしないが
「覚えよう」としたら、これほど嫌になる科目はない。
いろいろな問題に当たっているうちに覚える
というのはあっても、最初から覚えようなんて脳みそ腐るよ!
こういう人は、例えば文字の大小の考察などを「途中で」必要と
するような問題でも華麗にスルーする傾向がある。
面白いのは、2次関数の最大最小などでは、なぜかちゃんと考察できるw
どうなってんだ、その思考回路はよ!!
そして、超常現象。
証明問題で、何も証明されていないのに、「よって証明された」。
こういう人と話をすると喧嘩になりそうだ(笑)
いきなり結論が書いてあったりするのも、苦し紛れすぎる。
とまあ、本当にいろいろと不安になる。
でも、こういう高校生が大多数であることも分かっている。
だから、1人でも多くの生徒に「ちゃんとした数学」を教えたいのだ。
いや、数学だけじゃないな。
すべての教科で、きちんとしたものを教えたい。社会以外はw。