安定という状態は定数関数のようなものだ。
どのようなxをインプットしたとしても、かならず決まったyがアウトプットされる。
他のどのような関数と合成しても、定数関数となる。
微分すれば0である。
したがって、常に結果が分かっている。予測も簡単である。変化もない。
数学的には解析の価値はない。
安定状態とは、言い換えれば死のようなもの。
心電図だって、波がなくなればご臨終なのである。
それでも、安定を求める人は多い。
おいおい、生きろよ!!と俺は世界の中心で叫びたい。
複雑な関数描いてナンボでしょ!と叫びたい。
先が見えないからやめよう。
先が見えないからいくつか検討しよう。
どんな結果になるか分からないからできない。
どんな結果になるか分からないから予測してみよう。
難しそうだからやらない。
難しそうだから部分的に解決できるところを探そう。
数学ができる生徒とできない生徒の思考の違い。
数学というのは、長きにわたって人が積み上げてきたもので、俺は芸術に近いものを感じるし、人類の英知の結晶のようにも思う。
それ故に、数学の中にはいろいろと示唆に富む内容が多い。
関数で人生を感じるのは大げさかもしれんがな(笑)
いずれにしても、安定は「くっそつまらん」状態であると思っている。
波瀾万丈どんとこ~い!!くらいの気概が欲しいもんだね。