今日は高校3年生のセンター対策。内容は確率の特訓(笑)
確率は、苦手な人はとことん苦手という単元。
その原因は、やっぱり定義の軽視なんだよな・・・
あとは集合を使えないところか。
例えば、問題集によくあるような「少なくとも1つ」は「余事象の利用」などといった解法はよく頭に入っている。
でも、確率を実際に計算して求めるところで失敗する。
こんな高校生が非常に多い。
途中で標本空間が違うものになっていたり、部分集合でないものを数えたり。
まあ、確かに教科書の記述だけでは物足りないけど、だからと言って、本格的な確率論の定義は難しい。
もう少し柔らかく説明してあげる必要がある。
この部分に毎年苦労する。
集合を用いて説明するのが視覚的にも分かりやすいのだけど、集合自体がよく分かってない生徒も多い。
結局のところ、テストや入試に出るかどうかで濃度が異なる勉強をしていると、こういうことになる。
集合はとても重要なんだけど、まあテストに集合そのものは出ない。
だから、いい加減にやって終わっている。
逆像とか変換とか、ちょっと教科書を超えた範囲の話をしても付いてこれない人は、たいていそういう勉強をしてきた生徒である。
これを根本から直していくのは、正直なところ難しい話である。
できれば、高校1年の最初から塾に来てしっかりと土台を作ることが大事である。
事実、長く塾に来ている生徒は理解も早いし、ちゃんと俺の話が理解できている。
塾なんて必要ないと言う人もいるけど、そう言うならば、きちんと基礎を叩き込んであげて欲しいなあ思う。
まあ、何にしても、定義からしっかりと考えていくっていうのは何事においても重要だからね。