勉強に限った話ではないけど、よく「〜しないようにしよう」という話がある。
計算ミスをしないように気をつけよう、なんていうのは最たる例である。
食べ過ぎないように、飲みすぎないように、なんてのもある。
個人的に計算ミスをよくする。
計算ミスで泣かされた経験もたくさんある。模試やセンター試験とかね。
その度に、計算ミスをしないようにしよう!と強く思うのであるが、改善せずにここまできた。
あははははははは。
と、初老間近の俺は笑いとばせるが、現役の受験生なんかには笑い事でなかったりする。
大丈夫、計算ミスして死ぬことはないから。などと気休めを言っても仕方ない。
俺は、この手の「〜しないように」は意味がないものではないか、と思っている。
だって、1つも具体的なものが含まれてないから。
だから、俺は「自分は計算ミスをよくやる人間だぞ」と認めることを大事にしてきた。
まず、計算ミスが起こるという前提を作ってしまうのだ。
その上で、それがどういう状況で起こるのかを分析すること、そしてそれぞれにおいて、計算ミスが起きた場合の対応を考えてきた。
まあ、今ではもうそんなことはやらないけどね。だから多発してるわけで、ボケてきたわけではない(笑)
こういう風に自分はこうなんだと認めてしまうこと(決めつけるのとは違うぞ)って結構大事だなと思ってる。
性格的なものが原因になってることとか、できれば改善できた方がいいんだろうけど、そうそう簡単には変わらない。
だから、もうそれは仕方ないと思って、その上での対応策を考える方がいいように思う。
「〜しないように」と無理するよりは全然いいと思うんだけど、どうだろう。