やってるのに伸びない!?

寒さに弱い塾長はすでにマフラーを装備しているのですが「これからさらに寒くなったらどうするのか?」とよく聞かれます。「そんなこと考えてるわけないだろう・・・さらに寒くなったらだって?冗談じゃない!」というのが私の偽らざる気持ちってやつです。まあ、これからもっと寒くなるんですけどね・・・
面談やメールで受ける相談の中でよく話題に上がるものの1つに
やってはいるんですけど伸びないんです
という話があります。
私もこれまで様々な相談事を伺ってきたのですが、結構な割合でこうした類の話が出てきます。
が、よくよく考えてみれば「そりゃそうです」という話です。
全然やってなければ伸びないのは当たり前ですし、やった分だけ伸びたというのも当たり前の話です。そういう場合はあまり相談の内容として取り上げられないのも納得です。
たまに「全然勉強しないんで何とかしてください」という相談もありますが、これについてはまた別の機会に取り上げます。
やっているのに伸びない!
今回は、「やっているのに伸びない」という怪奇現象についてのお話です。
ちなみにこれは数学についての話です。が、他の教科にも共通する内容はたくさんあると思います!
この「やってるのに伸びない」というパターンは大きく分けると2つのパターンがあります。
- 力はついてるが伸びるほどの準備に至っていない
- やっていることがそもそもダメ
大体の場合上記のどちらかに該当します。
これまでの経験を踏まえると、2から1を経由するというパターンもよくあります(笑)
今日は2のパターンについて取り上げます。これについては、このブログでも繰り返し指摘をしている内容ですが。
やってることがそもそもダメ
「数学が苦手」という生徒にこれまでどのような勉強をしてきたかを細かく聞いてみると、ほぼ100%の生徒に共通するのが「ワークまたは問題集を繰り返し解く」という方法です。中学生でも高校生でも似たような感じです。
・1周目を解く
・できなかった問題はペンで模範解答を写す(できなかった理由も考える)
・2周目を解く
・できなかった問題はペンで模範解答を写す(できなかった理由を考える)
・解き方を覚えるまでこれを繰り返す</strong
こうしたやり方に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。なかでも以下のような方法はたいへん危険です。
1周目を解いて、丸つけをして、間違っているところは赤ペンで答えを写し、2周目を解いて・・・(以下エンドレス)
こうした方法でやってきた人に、逆に聞いてみることは
この方法で何が理解できて、どんな力がつくのか
ということです。
もちろん、この問いにきちんと答えられる生徒はいません。そうしたことを考えることさえ初めてだったりするのです。
ちなみに、私はこうした方法で進めてきた生徒本人を責める気はまったくありません。こういうタイプの生徒は「これが正しい方法だ」と思って頑張ってきた生徒なわけです。何もやってこなったというわけではないのです。
むしろ私が気になるのは、そういうおかしな方法をどのタイミングでどう身につけたのかということです。これについてはいろいろなケースを見てきました。小学校時代からそういう方法でやっているという人もいれば中学校に入ってからという人もいます。学校でそういう指導を受けたという人や、塾で指導を受けたという人、あるいはネット上の情報から得たという人まで本当にいろいろなケースがあります。
いずれにしても「こういう方法で勉強するのが正しい」ということを他者から教わった結果であるか、「こういう方法でやりなさい」と指示されたという人がほとんどです。それが誤った情報である可能性についてはまったく考えていないわけです。ある意味では非常に素直な生徒だと言えます。しかし、それで間違った方向へ進んでしまっては意味がありません。
どのような方法で進めるにしても、大切なことは、それをやることによって
何が理解できるか・どんな力がつくか
を具体的に言えるかどうかです。「ただ何となく言われた通りにやってます」では決して望むような結果は得られません。
勉強の内容だけではなく、勉強のデザインにおいても(というか何事においても)頭を使って欲しいというのが私の思いです。
少し考えてみれば「おかしいぞ」という情報が実にたくさんあることに気づくと思います。やってもやっても伸びないという人は、まず、いま自分のやっていることを「これで本当にいいのか?」と疑ってみることをお勧めします。
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