最新の倍率は下の記事をご覧ください。
塾長本日、2023年度公立高校入試の出願状況(確定倍率)が発表されました。昨年から比べると上位校の倍率がかなり高くなりました。今年は桜丘が珍しく1.5倍を割りましたが、上位校は今後も人気が続くでしょう。県教育委員会の[…]
県教育委員会の発表資料が以下のリンクからご覧いただけます(PDFファイル)。
令和5年度石川県公立高等学校一般入学(全日制)の出願状況(2月15日)
初日の出願状況なので細かな動向は分かりませんが、やはり上位校は人気を伺わせる状況です。
現時点での出願が多い高校は以下となります。
高校名 | 金沢桜丘 | 金沢西 | 金沢泉丘 | 金沢二水 | 七尾 |
出願者数 | 230 | 217 | 216 | 204 | 147 |
倍率 | 0.64 | 0.60 | 0.54 | 0.51 | 0.74 |
近年は、私立高校の進学コースが整備されてきたため、公立上位校へのチャレンジが増えました。以前は泉丘や二水の倍率はあまり高くならなかったのですが、最近では1.2倍を超えて1.3倍に迫る年も出てきています。受験生のボリュームゾーンでもある西、錦丘、桜丘は、1.5倍を超えることがほとんどで相変わらず高倍率で推移しています。今年も大きな変化は見られないでしょうが、昨年に比べて卒業予定者が増えているので、若干の変動はありそうです。
昨年度の確定倍率はこちらの記事をごらんください。
塾長今日から至誠塾では一足先に新年度がスタートしました。今年も焦らず弛まず怠らずでやっていきたいと思います。あ、塾生もまだまだ募集しておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。さて、石川県公立高校入[…]
志願変更について
初日の出願状況が発表されたわけですが、確定倍率が発表されるまでしばらく時間があります。また、倍率確定後の志願変更も可能となっています。
まだ「どうしよう」というたくさんいらっしゃると思います。
そんな迷いや不安を抱えている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
出願については、いろいろな考え方があり「これが正解」というものはありません。チャレンジすることが絶対に良いわけでもないですし、安全策を取ることが逃げだということでもありません。
ただ、1つ考えてもらいたいのは高校受験がすべてではないということです。
進学を考えている人であればその先に大学受験が待っています。上位校へ入れば難関大への進学が約束されるわけではありません。また、志望校を下げたからといってその先の道が閉ざされるわけでもありません。短絡的な考え方で出願しないようにしてもらいたいですね。
志望校を変えようか悩んでいる人もいるかもしれません。直前での志願変更というのはとても勇気がいることです。
ずっと第1志望を目指して頑張って来て、さあ本番です!という時期に志願変更してしまうと、どうしても気持ちが切れてしまう人がいます。こういう場合は安全策を取ったとしても上手くいかないことが多いでしょう。
一方、受験生本人がプレッシャーから解放されて、のびのびとした気持ちで本番に挑めるということもあります。こういう場合は良い結果につながることが多いでしょう。
どちらにしても、大切なのは受験する本人の意志がどうなのかです。なんとなく周囲の人の意見に押し切られて志望校を決めてしまっている場合などは注意が必要でしょう。
毎年同じことを言っていますが、ベストな選択にこだわり過ぎるあまりベターな選択を考えもせずに捨てることのないようにしてください。仮に不合格となった場合の「その後のプラン」が全く準備されていない人が多いように思います。無謀な出願になっていないか、よく考えておきたいところです。合格・不合格という目先の結果だけを考えるのではなく、高校に入ってからどうするのかということもきちんと準備しておくべきだと思います。
先程も述べたように、上位校へ合格することが難関大学への合格を保証するわけではありません。自分に合った環境(学校のレベルだけでなく通学などのことも含めて)なのかどうか、そういうことも考慮して出願をすべきだと思います。