肝心なところで、何かが抜けている。髪の毛の話ではない。
最近、1週間前の授業で何をやったか、すっかり忘れていることが多い。
「先生、これやりましたよ」と申し訳なさそうに言う生徒。
すまぬ。
俺の記憶がふんわりしすぎておるのだ。
原因は、中3と中2がほぼ同内容を扱っているせいだ。
まったく困ったもんだ。
授業をしながら、「あれ、これ昨日やったような・・・」
というデジャヴ。
そんなわけで2回同じところを授業することに。
まあ、皆の苦手とする文章題のところであるからよかろう。
しかし。その割にできていない生徒もいる。2回目、しかも先週の内容であるぞ。
復習ができていない。
どれだけ繰り返しても伝わらないこともある。それでも、辛抱強く言わねばならぬ。
まず、教わった通りにやってみること。
自己流に走るのであれば、それをやったうえで、自分なりの方法を見つけよ。
俺の言ったことをやらないのであれば、わざわざ塾なんかに来なくても良い。
その分、俺は、助けを求めている人に時間を回してあげたいのである。
おや? 自分のボケを棚に上げて説教モードか?(笑)
まあまあ、そんなわけでちゃんと備忘録をつけることにした。
これで、「あれ? これやったっけ?」はなくなるだろう。
とにかく、ひょんなことで、復習ができていない生徒のことも把握できた。
ただ、やるもやらぬも自分次第。
自分の尻は自分で拭うしかないのである。
高々数年先の状況が想像できないようでは、未熟。
いずれにせよ、頑張っている人が作り出す場を乱すような者は、うちの塾には必要ないのだ。