問題を解くのは勉強ではない

最近、まじめに記事を書いている。気持ち悪いな~。

秋の夜長だからか??

まあ、何にしても書きたいことが溜まってきているからだ。

今日も尻がムズムズするまで頑張って書いてみよう。

先日、中学2年生の数学では1次関数の復習をやった。

直線の式を求める問題である。

直線の式とは例のアレ、y=ax+bというやつである。

ここで、xとyは変数であり、a、bが未知の定数である。

直線の式を求める場合にはa、bの値を求めることになる。

そして、これらを求めるには「条件」が必ず必要になる。

例えば「傾きが3」だとか「点(0, 8)を通る」とか。

個別の知識として

「aは傾きを表す」とか「傾きは変化の割合に等しい」

などというものを習っている。テキストにも堂々と書いてある。

ちなみに「aは変化の割合である」と覚えたら大間違い。

aはただの定数を表す文字だ。勝手に真実を捻じ曲げてはいけない。

ま、とりあえずはこういう知識を持っていることが大前提。

これがなければ、裸で銃弾の嵐の中に飛び込むようなもの。

さようなら、奇跡が起こるといいね、である。

では、この知識を持ったうえで、次なる段階である。

いくつかの条件についての問題をやる。

まず、条件に「傾きが3」ときたら、素直にa=3と分かる。

では他の問題に「xが4増加するときにyが8減少する」

という条件が書かれているとしよう。

「これ見たことない」と手の止まる人は、知識が不安定。

これが「変化の割合」の定義に限りなく近いものであることに

気づかなくてはならない。

それに気づくかどうかは、知識を正確に持っているかどうかに依る。

いい加減に覚えているようなものは知識ではない。

ちなみに、下手をすると、この条件を条件と気付かずに見過ごす人もいる。

そういう人は、知識の使い方ができていない。

知識は「分析「観察」「判断」にこそ用いるべきである。

まあ、いいや。とりあえず、そんな風にして問題を解いていく。

そして、ああ解けた解けたとなって、次の問題へと移る。

おいおい、ちょっと待ってくれよ。と俺は言いたい。

これでは、この問題をやった意味が限りなくゼロに近い。

もっとも重要なことを忘れている。

それが何か分かるだろうか?

今、一体、どんな問題を、どういう風に解いたのだろうか。

それを振り返ってみれば大切なことに気づく。

それは、y=ax+bのaを求める条件の抽象化である。

いくつかの条件のパターンに共通するものは何か。

それを考えてこそ、この問題をやる意味がある。

でも、残念ながらほとんどの人がこれをできていない。

「問題を解くことが勉強ではない」と言っているのはこういうこと。

30問も40問も問題をやらなくたって、こういう思考をすれば

少ない問題から多くのことを学び取れる。

ある程度の知識は塾に行ってれば誰だって手にすることができる。

大切なことは、知識をどう整理し、いかに使うかである。

と、もうムズムズの限界である。また、いつか続きを書こう。

では、さらばじゃ。

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