今日は数IIIの微積分で関数の連続性を扱った。
微分計算に入るまでの、関数の極限や連続性、平均値の定理あたりは結構重要である。
微積分の理論はかなり軽視されていて、計算重視でものすごいスピードで授業が進んでいるらしい。
だから、足元がガタガタである。弱ったなぁ。
少しでも理論的に掘り下げた問題になると手も足も出ないというね・・・。
まあ、単なる計算テクニックとしてやるのも別にいいとは思うけど・・・でもなぁ。
確かに、高校数学の範囲ではあまり突っ込んだ議論はできないし、証明も難しいものが多い。
だけど、微積分全体の流れというか、何をもとにして何ができるのかくらいはキチンと押さえて欲しいなあ。
細かい部分は置いとくとしても、全体像は理解しておいた方が絶対に良いと思うんだけど。
そんなことを俺がグチグチ言っても何も変わらないので、俺は俺の授業をするのだけど。
せっかく微積分のための時間を取るなら、もう少し興味深いことをやったら良いのにな。
計算テクニックなら、プリント作って自分でやっておけで十分だろうに。
まあ、焦って歪なものが出来上がるくらいなら、ゆっくりと正しい形を作っていく方が楽しい。
時間はまだあるんだしね。
入試演習なんてものに時間を割いたって、そんなに理解が深まるわけではないのだから。